薪の種類と保管方法がストーブ性能に与える影響
投稿者 :サウナハウス on
〜実は「薪の選び方」ひとつでサウナの温まり方が全然ちがう?〜
こんにちは!素敵なサウナライフをすごしていますか?
薪サウナを楽しむうえで、ストーブの性能や設置環境に目がいきがちですが、
実はもうひとつ、とても重要な要素があります。
それが「薪の種類」と「保管状態」です。
「どんな薪でも燃えればいいんじゃないの?」
そんなふうに思っていませんか?
結論から言えば、薪の質によって、火力・燃焼効率・煙の量・煙突の詰まりやすさまで変わってきます。
今回の記事では、薪サウナストーブを最大限に活かすために知っておくべき薪の基礎知識をお伝えします。
🔥 1. 薪の種類による違いとは?
薪に使われる木材は、大きく分けて「広葉樹」と「針葉樹」に分類されます。
それぞれ特徴が異なるため、使い分けが重要です。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
広葉樹(ナラ・クヌギ・カシなど) | 密度が高く、火持ちが良い | 長時間安定した熱を供給できる | 着火しづらい・値段が高め |
針葉樹(スギ・マツ・ヒノキなど) | 軽くて乾燥が早く、火がつきやすい | 着火用に最適・入手しやすい | 煙が多く、煤が出やすい |
🔸サウナ向きなのは?
→ 広葉樹の薪が圧倒的におすすめです。
高温を長くキープできるため、ロウリュにも最適。火力の安定性が全然違います。
ただし最初の着火は針葉樹を使うと火がつきやすく楽なので、針葉樹で着火→広葉樹に切り替えるという2段構えもありですね!
🪵 2. 薪の「乾燥具合」が性能に直結する
どんなに良い薪でも、乾いていない薪は使い物になりません。
水分を多く含んだ薪は、以下のような問題を引き起こします:
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火がつきにくく、立ち上がりが遅い
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燃焼効率が悪く、熱が十分に出ない
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水蒸気でストーブ内部や煙突が痛みやすくなる
-
白い 煙が大量に出て、不快&近所迷惑に
✔️ 理想の含水率は?
→ 20%以下が目安です。
(薪割りして1年〜1年半以上乾燥させるとこのレベルになります)
🏠 3. 正しい薪の保管方法とは?
薪を乾燥・保管するには、以下のポイントを押さえてください:
-
地面に直置きしない(湿気を吸う)
→ パレットやブロックの上に積む -
風通しのよい屋外で保管
→ 直射日光+風の力で自然乾燥 -
積み方は「スカスカ」に
→ 空気の通り道を作ることが乾燥のコツ
針葉樹なら半年~1年程度、広葉樹なら1~1年半程度が目安とされています
これらを守っておくと、次に使うときにもすぐに高火力で燃えてくれる、
「最高の燃料」としての薪が手に入ります。
🔚 まとめ:ストーブの性能=薪の性能⁉
薪サウナストーブを扱ううえで、ストーブ本体だけに注目していてはもったいない!
どんなに良いストーブでも、燃やす薪の質が悪ければ、温まり方や快適さに大きな差が出てしまいます。
薪選びと保管は“地味”ですが、ストーブの真価を引き出す“影の主役”。
購入した薪もいいですが、ぜひこの機会に、一度ご自身の薪の管理方法を見直してみてはいかがでしょうか。
※個人的に薪割りはとても楽しいと感じています、斧を振るって薪を割る。
いい汗をかけますし体を動かしてとてもスッキリします!みなさんも是非!
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